サイレントインストール(MS-Windowsのみ)

サイレントインストールは、最初にコマンドを入力するだけで、その後はユーザに入力を要求しません。通常のインストールは、ダイアログボックスからユーザが入力した必要な情報を受け取ります。しかしながら、サイレントインストールは情報入力をエンドユーザに要求しません。代わりに、サイレントインストールはレスポンスファイル(.issファイル)からユーザ入力を得なければなりません。

レスポンスファイルは、通常のインストールをする際に、エンドユーザがダイアログボックスに入力するのと同じ情報を含んでいます。サイレントインストール中(ユーザが、/sスイッチでSetup.exeを実行する際)に、Setup.exeは、実行時、レスポンスファイルから必要な情報を読みこみます。

レスポンスファイルの形式は.iniファイルの形式と似ていますが、拡張子は.issです。レスポンスファイルは、データエントリを含んでいるセクションからなるテキストファイルです。

注)
setup.exe 記述はインストールされるバージョンのexe名(例 BricscadClassic-V10.4.11-1-ja_JP.exeなど)に置き換えて参照してください。

レスポンスファイルの作成

レスポンスファイルを作成するためには、/rスイッチでSetup.exeを実行してください。このように正常にインストールができ、サイレントインストールのためのレスポンスファイルも作成されます。レスポンスファイルは、デフォルトでSetup.issと呼ばれ、WindowsまたはWinNTフォルダにて作成されます。レスポンスファイルの名前と保存場所を指定するときはSetup.exeに /f1 "ISSファイルパス" を与えます。

サイレントインストールの実行

レスポンスファイルの内容に基づいたサイレントインストールを実行するには、エンドユーザは、レスポンスファイルの位置を指定するため、/sスイッチと/f1"ISSファイルパス"でSetup.exeを実行させます。

サイレントインストールプログラムはエラーが生じてもダイアログを表示しません。その代わりに、レスポンスファイルと同じフォルダにSetup.logと呼ばれるファイルが作成され、サイレントインストールのためのステータス情報がデフォルトで記録されます。エンドユーザは、Setup.exeに、/f2"ログファイルパス"を使って、ログファイルの名前と位置を指定できます。

 

関連トピックス:

インストレーションプラットフォーム及びバージョン

Classic版からPro版へのアップグレード


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