極トラッキングを使用することで、正確な角度の作図が容易になります。
一定間隔で、3時の方向(または東の方向)からはじまります。
特定の角度も追加できます。
いずれかの極トラッキング角度にカーソルを近づけると、原点を基点に極トラッキングパス線が表示されます。極トラッキング線の上にスナップ吸着ボックスが重なっている間、極トラッキングパス線が表示されます。
3Dビューでは、現在のUCSのZ軸に平行なトラッキング線も表示されます。
スナップトラックの固定: スナップトラックパスを固定するには、Shiftキーを押します。解除するには、Shiftキーを再び押します。固定されたトラッキングパスは、SnapMarkerColorユーザープリファレンスで定義した色で表示されます。
注意 |
トラッキングパス線の表示は、TRACKPATHシステム変数でコントロールします。 トラッキングの色はAutoTrackingVecColor ユーザ選択でコントロールされます。 現在の座標系(WCSまたはUCS)のX軸、Y軸、またはZ軸と平行なトラッキングパスは、軸と同じ色(COLORX、COLORY、COLORZ変数で定義)で表示されます。 |
次のいずれかを実行します:
ステータスバーの極トラック欄を右クリックし、コンテキストメニューから設定を選択します。
設定ダイアログが開くので、図面設定クラスの作図を展開し、座標入力サブカテゴリを展開します。
スナップ トラッキング設定グループを展開します。
設定を調整:
1: Autosnap marker (AutoCadとの互換のために存在しています。使用できません。)R 互換のみ)
2: Autosnap tooltips (AutoCadとの互換のために存在しています。使用できません。)R 互換のみ)
4: Autosnap magnet (AutoCadとの互換のために存在しています。使用できません。)R 互換のみ)
8: チェックを入れる(選択する)と、極トラッキングがオンになります。
16: チェックを入れると、図形スナップのトラッキングがオンになります。
32: チェックを入れると、ツールチップスに極トラッキングと図形スナップトラッキングが表示されます。
極角度: 角度の設定をします。
極追加角度: 極角度の設定を追加します。 角度をセミコロンで区切ってください。
1: チェックを入れると、選択した図形に対する相対的な極角度が測定されます。
2: チェックを入れると、極角度(間隔と追加角度)もまた図形スナップトラッキングで使用されます。
4: チェックを入れると、極トラッキングに対して追加角度が使用されます。
8: チェックを入れると、Shiftキーを押し続けることで図形トラッキングポイントが取得されます。
(オプション) 極トラッキング設定を選択します。
(オプション) 極トラックがオフになっている場合は、ステータスバーの極トラック欄をクリックしてオンにします。
線分ツールを開始します。
線分の始点を指定します。
極トラッキングは、極角度と指定した極追加角度に沿って極トラッキングパスラインを表示します。
カーソルをトラッキング線に重ねるか、すぐ隣りに配置すると、
始点からの現在の角度と距離がカーソル横に表示されます。
交差した目印(X)は、現在の点を示します。
ラインの終点を定義するには、次のいずれかの操作を行います。
適切なトラッキングラインが表示されたら:
カーソルが所望の位置にあるときにクリックしてください。
コマンドバーに線の長さを入力し、Enterキーを押します。
注意 |
極トラックをオンにすると、自動的に直交モードは無効になります。 |
スナップトラックマーカー線が表示されている時にShiftキーを押すと、トラッキングパスがロックされ、選択した(スナップ)点がトラッキングパスに対して直角に投影されます。Shiftキーを再び押すと、ロックが解除されます。
ロックされたトラッキングパスの色が、SnapMarkerColorユーザープリファレンスで定義されている表示色に変わります。
極トラッキングがオンの時、直接スナップできる既存の幾何形状がない箇所で一時トラッキングポイントを使い、近くにある既存の幾何形状のスナップポイントからのオフセット距離を把握しながら、スナップポイントを指定することができます。
TTオプション: ポイントの入力を求められたら、コマンドラインに TT と入力し、Enterを押して一時トラッキングポイントを1つ定義します。トラッキングポイントを指定すると、通常のコマンド実行が続行します。一時トラッキングポイントを追加するには、TT の入力を繰り返します。
TKオプション: ポイントの入力を求められたら、コマンドラインに TK と入力し、Enterを押して1つまたは複数の一時トラッキングポイントを定義します。目的の箇所にきたら、右クリックするかEnterキーを押してトラッキングポイントを入力します。
線などの作図コマンドを起動させます。
プロンプト表示:終点/続行/線の始点を使用する場合はENTERを押します。<線の始点>:
TT と入力します。 右クリックするかEnterを押します。
プロンプト表示:臨時トラッキングポイントを指定:
図形スナップを使い、既存の幾何形状でトラッキングポイントを指定します。
赤色の小さな十字記号によって、一時トラッキングポイントが示されます。
目的の方向にカーソルを動かします。
POLARANGおよびPOLARADDANGシステム変数の値に応じて、最初の一時トラッキングポイントを始点とするトラッキング線が表示されます。
正しい方向にトラッキングラインが表示されましたら、臨時トラッキングポイントからの距離を入力します。
終点を指示します。
線などの作図コマンドを起動させます。
プロンプト表示:終点/続行/線の始点を使用する場合はENTERを押します。<線の始点>:
TK と入力します。 右クリックするかEnterを押します。
プロンプト表示:最初の臨時トラッキングポイントを指定:
図形スナップを使い、既存の幾何形状でトラッキングポイントを指定します。
赤色の小さな十字記号によって、一時トラッキングポイントが示されます。
コマンドバーの表示: 次の一時トラッキングポイントを指示 (ENTERで終了):
目的の方向にカーソルを動かします。
POLARANGおよびPOLARADDANGシステム変数の値に応じて、最初の一時トラッキングポイントを始点とするトラッキング線が表示されます。
適切な方向にトラッキングラインが表示されたら、臨時トラッキングポイント空の距離を入力します。
赤い小さな十字が2つ目の臨時のトラッキングポイントを表示します。
プロンプト表示:次の臨時トラッキングポイントを指定 (終了する場合はENTERを押します。):
次のいずれかを実行します:
線の開始点として第2トラッキングポイントを承認するには、右クリックするかEnterキーを押します。
所望の点が指定されるまで手順4と5を繰り返し、次に右クリックするかEnterキーを押してポイントを承認します。
線の終点を指示します。
© Bricsys NV. All rights reserved. |