DmAudit [修復]

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ACISカーネルでサポートされている3Dジオメトリ(3Dソリッド、サーフェス)の不一致を修復します。

 

DmAuditは、3D幾何図形を解析して問題があれば自動的に修復する強力なツールです。操作が正しくなかった場合や、別のCADパッケージで作成した幾何図形を Import コマンドでインポートした場合、問題が発生する原因となります。自動修復を行うよう Import コマンドが設定されていない場合、3D幾何図形のインポート時に必ずDmAuditを実行することをお勧めします。DmAuditによって3D幾何図形が修復されると、ブール演算、ダイレクトモデリング、作図ビューの作成などの操作を行えます。

DMAUDITLEVEL システム変数で、特定のタイプのエラーを DmAudit に報告させるかどうか制御できます。この変数を 1 に設定すると、モデリング カーネル ダイナミック レンジ エラーは無視されます。

DMREPORTPANEL= オンの場合、コマンドバーの代わりにメカニカルブラウザ / レポート パネルに結果が表示されます。

コマンドへのアクセス

コマンド入力:  dmaudit

 

: dmaudit

コマンドバーの表示:

修復する図形を選択 [モデル全体(E)] <モデル全体>: (修復に含める図形を選択するか、Enterを押してモデル全体を解析します。)

セット内の図形: 1

修復する図形を選択 [モデル全体(E)] <モデル全体>: (さらに図形を選択するか、Enterを押します。)

セット内の図形: xx

選択動作 [チェック(C)/修復(F)/オプション(O)] <修復>:  (オプションを選択するか、Enterを押します。)

コマンドオプション

オプション

説明

チェック(C)

図面の3D幾何形状にエラーがないかチェックしますが、修復は行いません。処理の支障となるような問題がモデルにあるかどうかの確認に利用できます。

修復(F)

図面の3D幾何形状にエラーがないかチェックして修復を試みます。

オプション(O)

コマンドバーの表示:

オプションを選択 [戻る(B)/パネル(P)/ファイル(F)/レベル(L)] <戻る>:

  • 戻る: コマンドのメインプロンプトに戻ります。

  • パネル(P): コマンドの出力先をレポート パネルに変更します。

  • ファイル: コマンドの出力先としてファイルにレポートします。

  • レベル: チェックの厳密度を設定できます。
    3つのレベルから選択できます。

  • 重要: モデルを徹底的にチェックします。

  • 標準: このレベルのエラーが検出および修復されなければ、モデリング処理が行われます。

  • 警告: モデリング処理に支障はないが全体のパフォーマンスに遅延が生じるおそれがある小さな問題を報告します。

関連コマンド

dmSimplify - 3Dソリッド図形の幾何形状とトポロジを簡素化します。

dmStitch - 隙間のない部分と境界を接するリージョンとサーフェス図形セットを3Dソリッドに変換します。

Import - 現在の図面に外部ファイルから幾何形状をインポートします。

 


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