MvSetup [ビューポート設定]

BricsCAD (Windows)BricsCAD (Mac)BricsCAD (Linux)

 

複数のペーパー空間ビューポートを作成します; ペーパー空間ビューポートの位置合わせ、回転、尺度変更を行います。

モデル空間でこのコマンドは、指定された尺度に従ってペーパーシートを表す矩形を作成します。

コマンドへのアクセス

コマンド入力:  mvsetup

 

: mvsetup

コマンドバーの表示:

モデル空間の場合:

ペーパー空間を有効にしますか? [いいえ(N)/はい(Y)] <はい>:(Enterを押すと、一番最近に使用したレイアウトに切り替わります。いいえ を選択すると、モデル空間のままとなります。)

単位種類を入力 [指数表記(S)/十進表記(D)/工業図面表記(E)/建築図面表記(A)/ミリ系(M)]:(単位の種類を選択します。)

尺度のメートル法表記例:  2.0 は2倍

尺度を入力: (尺度係数を入力します。)

用紙幅を入力: (図面単位で用紙幅を入力します。)

用紙高さを入力: (図面単位で用紙高さを入力します。)

指定された尺度のペーパーシートを表す矩形が作画されます。矩形の左下隅が現在の座標系の原点に配置されます。

 

ペーパー空間の場合:

オプションを入力 [両端揃え(A)/作成(C)/尺度(S)/元に戻す(U)]:(オプションを入力します。)

コマンドオプション

オプション

説明

両端揃え(A)

参照ビューポートの基点で整列させるため、ビューポートの表示をパンします。

二つのビューポートの相対的な位置により、パンされたビューポートの表示はビューポート境界の外にずれる可能性があります。

角度(A)

基点を指示: 参照ビューポートで1点を指定します。

移動させるビューポート内のポイントを指示: 基準点として使用する1点を指定します。

ベースからのオフセット方向を指示: 基点から基準点までの距離を指定します。距離値を入力するか、2点を指定します。

ベースからの角度を指定: 基点と基準点の間の線分の角度を指定します。角度値を入力するか、2点を指定します。

2つ目のビューポートの表示が、指定した距離と角度に従い移動します。

水平(H)

基点を指示: 参照ビューポートで1点を指定します。

移動させるビューポート内のポイントを指示: 基準点として使用する1点を指定します。

2つ目のビューポートの表示が垂直方向に移動し、基点と基準点の水平位置を合わせます。

垂直(V)

基点を指示: 参照ビューポートで1点を指定します。

移動させるビューポート内のポイントを指示: 基準点として使用する1点を指定します。

2つ目のビューポートの表示が水平横行に移動し、基点と基準点の垂直位置を合わせます。

回転(R)

回転するビューポートの基点を指示: 1点を指定して回転の基点を定義します。

回転角度を指示: 回転角度を入力するか、2点目を指定します。

ビューポートの表示が、指定した角度で回転します。

VPROTATEASSOCシステム変数がオンの場合、ビューポートを回転させるとビューポート内の表示も回転します。

元に戻す(U)

以前の整列操作を元に戻し、整列オプションのプロンプトに戻ります。

 

作成(C)

カレントレイアウトでビューポートを作成します。

削除(D)

図形を選択: 削除したい図形を選択します。

作成(C)

新規ビューポートを作成します。4つのオプションを選択するようプロンプトされます。

レイアウトオプション(0-3)を選択入力 [無し(0)/単一(1)/Std.エンジニアリング(2)/ビューポート配列(3)] <0>:

  • 0 = 無し
  • 1 = 単一

ビューポート境界の最初のコーナーを指示: 1点を指定します。

矩形のもう一方のコーナー: 1点を指定します。

  • 2 = 4つの標準エンジニアリングビューポート(上、正面、右側面、南東等角図)が作成されます。

ビューポート境界の最初のコーナーを指示: 1点を指定します。

矩形のもう一方のコーナー: 1点を指定します。

X 方向のビューポート間距離を指定 <0.000>: ビューポート間の水平間隔を入力します。

Y 方向のビューポート間距離を指定 <0.000>: ビューポート間の垂直間隔を入力します。

 

  • 3 = ビューポート配列

ビューポート境界の最初のコーナーを指示: 1点を指定します。

矩形のもう一方のコーナー: 1点を指定します。

X 方向のビューポート数を入力 <1>: ビューポート数を入力します。

Y 方向のビューポート数を入力 <1>: ビューポート数を入力します。

X 方向のビューポート間距離を指定 <0.000>: ビューポート間の水平間隔を入力します。

Y 方向のビューポート間距離を指定 <0.000>: ビューポート間の垂直間隔を入力します。

 

元に戻す(U)

ビューポートの作成を元に戻します。

 

尺度(S)

図形を選択: 尺度を変更したいビューポートを選択します。

セット内の図形: 20 さらにビューポートを選択するか、Enterを押してビューポートの選択を終了します。

ビューポートの尺度モードをセット [単方向(U)/双方向(I)] <単方向>: Enterキーを押してすべてのビューポートを同じ尺度に変更するか、双方向(I) を選択して各ビューポートの尺度を個別に設定します。

ペーパー空間単位数を入力 <1.0>: 数値を入力します。

モデル空間単位数を入力 <1.0>: 数値を入力します。

 

 

元に戻す(U)

現在の MVSETUP コマンドセッションによって実行されたすべての操作を元に戻します。

手順

レイアウトビューポートの配列作成

選択したビューポートの尺度設定

ビューポート内で表示を回転させる

ビューポートの整列

関連コマンド

AlignSpace - モデル空間とペーパー空間で指定した位置合わせ箇所に基づき、ビューポート角度、ズーム倍率、パン位置を調整します。

MView - レイアウトタブに1つまたは複数のビューポートを作成します。

MSpace - モデル空間に切り替えます。

PSpace - ペーパー空間に切り替えます。

VpClip - ビューポートをクリップします。

VPorts - モデル空間にビューーポートを作成します。

RedrawAll - すべてのビューポートを再描画します。

RegenAll - すべてのビューポートで図面を再作図します。

Zoom - XPオプションを使い、モデル空間に対するペーパー空間のズーム率を指定します。

 


© Bricsys NV. All rights reserved.