MView [浮動ビューポート管理]

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レイアウトタブで1つまたは、複数のビューポートを作成します。("make viewport"の略).

コマンドへのアクセス

コマンド入力 :  mview

エイリアス :  mv

メニューバー : 表示 | ペーパー空間ビュー

ツールバー:  表示 |

 

: mview

(このコマンドは、レイアウトタブだけで動作します。モデルタブでビューポートを作成するようにVports コマンドを使用します。)

コマンドバーの表示:

ビューポート: 最初のコーナーをセット、または [オン(ON)/オフ(OF)/ロック(L)/フィット(F)/2つ(2)/3つ(3)/4つ(4)/オブジェクト(O)/ポリゴン(P)]: (1点を指定するか、オプションを入力します。)

もう一方のコーナー: (他の点をクリックします。)

 

ビューポートはレイアウトタブで、モデル空間に描かれた図形を表示します。

コマンドオプション

オプション

説明

最初のコーナー

ビューポートの最初のコーナーを指定します。

1点を選択するか、X,Y 座標を入力します。

もう一方のコーナー

新しいビューポートのもう一方のコーナーを指定します。

オン(ON)

オフにしたビューポートをオンに切り替えます。コマンドバーの表示:

オンにするビューポートを選択 - 一つまたは複数のビューポートを選択します。

オフ(OF)

ビューポートをオフにします。コマンドバーの表示:

オフにするビューポートを選択 - 一つまたは複数のビューポートを選択します。

このオプションは、ビューポートの内容を隠します;ビューポート境界が隠れる状態です。

ビューポート境界を隠す為には、画層を分けて置いてください。その後画層をフリーズします。

ロック(L)

モデル空間に該当するビューポート尺度をロックします;プロンプト:

ビューポート固定化 [オン(ON)/オフ(OF)] <オン> - ON または OFF を入力します。

  • オン - ビューポート尺度をロックします。

  • オフ - ビューポート尺度をロック解除します。

Zoom コマンドのXPオプションで尺度を設定します。

フィット(F)

カレントレイアウトに合うような長方形のビューポートを作成します。

2つ(2)

2つの長方形のビューポートを描きます。 プロンプト

2つのビューポート [水平(H)/垂直(V)] <垂直> - オプションを入力します。

矩形の境界の最初のコーナー、または [フィット(F)] -  1点を指定するか、フィット(F)オプションを選択します。

もう一方のコーナー - 1点を指定します。

水平(H)

2つの水平のビューポートを描きます。

垂直(VE)

2つの垂直のビューポートを描きます。

 

3つ(3)

3つの矩形ビューポートを作成します。コマンドバーの表示:

3つのビューポート [水平(H)/垂直(V)/上側(A)/下側(B)/左(L)/右(R)] <右> - オプションを入力します。

矩形の境界の最初のコーナー、または [フィット(F)] - 1点を指定するか、フィット(F)オプションを選択します。

もう一方のコーナー - 1点を指定します。

水平(H)

3つの水平のビューポートを描きます。

垂直(VE)

3つの垂直のビューポートを描きます。

上(A)

並んでいる2つのビューポートの上に、1つのビューポートを描きます。

下(B)

1つのビューポートの上に、並んでいる2つのビューポートを描きます。

左(L)

重ねた2つのビューポートの左側に、1つのビューポートを描きます。

右(R)

重ねた2つのビューポートの右側に、1つのビューポートを描きます。

 

4つ(4)

4つの矩形ビューポートを描きます。コマンドバーの表示:

矩形の境界の最初のコーナー、または [フィット(F)] - 1点を指定するか、フィット(F)オプションを選択します。

もう一方のコーナー - 1点を指定します。

オブジェクト(O)

オブジェクトをビューポート境界に変換します。コマンドバーの表示:

ビューポートを切り取る図形を選択 -閉じたオブジェクト を指定します。

ビューポートは図形の上に作成されます。オリジナルの図形は図面に残ります。

このオプションは、ビューポート境界が正確に概略にマッチするのに便利です。

多角形(P)

線と弧で作られた非長方形のビューポートを描きます。コマンドバーの表示:

始点を指定 - ポリゴンの始点を指定します。

次の点をセット、または [円弧(A)/距離(D)/フォロー(F)] - 1点を指定するか、オプションを選択します。

次の点をセット、または [円弧(A)/距離(D)/フォロー(F)/元に戻す(U)] - 1点を指定するか、オプションを選択します。

次の点をセット、または [円弧(A)/閉じる(C)/距離(D)/フォロー(F)/元に戻す(U)] - 1点を指定するか、オプションを選択するか、Enterを押してポリラインを終了します。

  • 円弧: 円弧モードになります。コマンドバーの表示:
    円弧終点をセット、または [線分(L)/角度(A)/中心(CE)/向き(D)/半径(R)/2点目(S)] - オプションを選択します(Arc コマンドをご参照ください)。
    円弧モードを終了するには、線分(L)オプションを選択します。

  • 閉じる: ポリゴンを閉じてコマンドを終了します。

  • 距離: 指定された距離と角度で次の線分セグメントを描きます。コマンドバーの表示:
    セグメント距離 - 値を入力します。
    セグメントの角度 - 値を入力します。

  • フォロー:  同じ角度で次の線分セグメントを描きます。コマンドバーの表示:
    次の点をセット、または [円弧(A)/距離(D)/フォロー(F)/元に戻す(U)] - 1点を指定するか、オプションを選択します。

  • 元に戻す: 最後のセグメントの作画を取り消します。

関連コマンド

MvSetup - 複数のペーパー空間ビューポートを作成します; モデル空間では、指定された尺度に従ってペーパーシートを表す矩形を作成します。

MSpace - モデル空間に切り替えます。

PSpace - ペーパー空間に切り替えます。

VpClip - ビューポートをクリップします。

VPorts - モデル空間にビューーポートを作成します。

RedrawAll - すべてのビューポートを再描画します。

RegenAll - すべてのビューポートで図面を再作図します。

Zoom - XPオプションを使い、モデル空間に対するペーパー空間のズーム率を指定します。


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