SmRepair [板金を修復]

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板金の3Dソリッドモデルの面に厚みを与える事で、修復を行います。すべての厚さを持つ面がフランジに対して垂直になります。

ロフトベンドを持つ部品固有の問題を修正します:隣接するベンドをマージし、フランジとの接線方向の接続を提供します。

このコマンドを使い、間違ったベンドを正しいベンドに変換することができます。単一の間違ったベンドを選択すると、修復されます。3Dソリッドを選択した場合は、すべての間違ったベンドが正しいベンドに変換されます。

コマンドへのアクセス

コマンド入力: smrepair

メニューバー: 板金 | 板金を修復

ツールバー: 板金 |

リボン: 板金 | ヒール |

 

: smrepair

コマンドバーの表示:

修復する面を選択: (面を選択します。)

失われた詳細をスキャンしますか (時間がかかるかもしれません)? [はい(Y)/いいえ(N)/設定(S)] <いいえ>: (Enterキーを押すか、オプションを選択します。)

選択した面に対して垂直な板厚面を持ち、隣接するロフトベンドがないボディが作成されます。

選択した面に開口部がある場合、その大きさと位置が保持されます。選択した面の反対側に開口部がある場合は、大きさと位置が調整されます。

 

修正前

修正後

 

コマンドオプション

オプション

説明

失われた詳細をスキャンしますか

修復後に残った部品を検索し、別モデルとして保持します。

コマンドバーの表示:

スキャン許容差を入力 <0.01>:: 値を入力するか、Enterを押してデフォルト値を入力します。

スキャン許容差:初期のモデルの体積の割合は無視され、より大きいボディのみ保持されます。例:スキャン許容差=0.25の場合、初期のボディより25%大きい体積を持つ部品のみ保持されます。

左から右:

  • 認識されていないフォームフィーチャーを持った初期モデル

  • スキャンせずにSmRepairを行ったモデル:円形要素が削除されています。

  • SmRepairとスキャンを行ったモデル。2つのボディが生成されます:穴を持った水平フランジと分かれたボディ(緑でハイライトされます)。各ボディは必要に応じてUNIONコマンドで合わせることができます。

設定(S)

コマンドバーの表示:

ロフトベンドの修復を可能にしますか? [はい(Y)/いいえ(N)] <はい>:

隣接するロフトベンドも修正するかオン/オフで設定します。

左から右:

  • 2つのロフトベンド要素を持った初期モデル

  • ロフトベンド修復せずにSmRepairを行ったモデル:穴が面に対して垂直になっています。

  • ロフトベンド修復とSmRepairを行ったモデル:2つのロフトベンド要素が1つに合わさりました。

 

手順

板金ボディを修復する

ロフトベンドがある板金ボディを修復する

関連コマンド

SmConvert - 3Dソリッドのフランジ、ベンド、ロフト化ベンドを自動認識します。

SmDelete - 2つのフランジ間のハードエッジを復元することでベンドやジャンクションを削除します。また、フランジとこれに隣接するすべてのベンドを削除します。隣接するフランジは、削除されるフランジとの接合部まで延長されます。フィーチャーによって切断されている幾何図形を復元することでマイター(留め継ぎ)を削除します。

SmDissolve - 選択した面や図形から板金データを削除します。

 

 

 

 


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