Rectang [長方形]

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ポリラインで長方形または、正方形を作画します。("rectangle"の略)

コマンドへのアクセス

コマンド入力 :  rectang

エイリアス :  rect, rect, rectangle

メニューバー :  作画 | 長方形

ツールバー:  作成 | ポリゴン |

 

: rectang

コマンドバーの表示:

矩形の最初のコーナーを選択、または [面取り(C)/フィレット(F)/回転(R)/正方形(S)/高度(E)/厚さ(T)/線幅(W)/面積(A)/寸法(D)]: (位置を指定、または、オプションを入力します。)

矩形のもう一方のコーナー: (他の点を指示します。)

矩形は閉じたポリラインで作成されます。

 

長方形を作成するのに、幅,フィレット,回転 などのオプションを同時に使用することができます。

コマンドオプション

オプション

説明

最初のコーナー

長方形の最初のコーナーを指定します。

四角形のもう一方のコーナー

四角形もう一方のコーナーを指定します。

面取り(C)

長方形の4つのコーナーのすべてに面取りを適用します。

面取り距離 = 0,プロンプト:

デフォルト(D)/1番目の面取りの距離(F) - オプションを入力します。

面取り距離が0でない時は、プロンプト:

オフ(O)/デフォルト(D)/1番目の面取りの距離(F) - オプションを入力します。

面取りは、4つのコーナー全てに適用されます。

面取りは距離の指定はできますが、面角度を指定することはできません。

面取りした部分を後から、

面取りコマンドで編集することができます。

オフ(OFF)

オフに面取りをします。面取り距離として0を使用します。

デフォルト(D)

Rectangコマンドで保存としてデフォルト面取り距離を使います。

このコマンドはChamferAとChamferBシステム変数を使用しません。

面取りの1番目の距離(F)

0または正数で面取りの最初の距離を指定します。

長方形で使用する面取りの2番目の距離

0または正数で2番めの面取り距離を指定します。

 

高度(E)

長方形の高度を指定します;プロンプト:

高度 - 高度を指定します。;0または整数を入力します。

高度は、X,Y面の上下の高さです。

詳しくは、Elev コマンドを参照してください。

フィレット(F)

フィレット半径を4つコーナー全てに適用します。

フィレット半径=0、プロンプト:

フィレットの矩形(F) - フィレットの半径を指定します。; 0または整数を入力します。

フィレット半径が0でない時は、プロンプト:

オフ(O)/デフォルト(D)/フィレットの距離(F) - オプションを入力します。

同じフィレットは、全て4つのコーナーに適用されます。

注意:フィレット半径が長方形より大きい値のときに、その値は無視されて長方形を作画します。

詳しくは、Fillet コマンドを参照してください。

オフ(OFF)

フィレット半径を 0 とし、フィレットをオフにします。

既定値

Rectangコマンドで保存としてデフォルトフィレット半径を使います。

このコマンドはFilletRadシステム変数を使用しません。

フィレット距離

フィレット距離を指定します;0または正数を入力します。

 

回転(R)

長方形を回転します; プロンプトで「長方形のもう一方のコーナー」の後に回転角度を指定します。

回転角度 - 回転角度を指定します。; 点を指示、または 角度を入力します。

正の角はポジティブ X 軸から反時計回りに測定されます。

詳しくは、Rotate コマンドをご参照ください。

正方形(S)

正方形を作画します; プロンプト: 最初のコーナー

正方形のもう一方のコーナー - 反対のコーナーを指定します。; または、X,Y座標を入力します。

詳しくは、Polygonコマンドを参照してください。

厚さ(T)

長方形の厚さを指定します。

厚さ=0、プロンプト:

矩形の厚さ(R) - 厚さを指定します; 0 または 整数で値を入力します。

フィレット半径が0でない時は、プロンプト:

デフォルト(D)/矩形の厚さ(R) - オプションを入力します。

厚さは、z方向の長方形の高さで、立面図から上方に測定されます。

詳しくは、Elev コマンドを参照してください。

既定値

Rectang コマンドで保存されるように、デフォルトの厚さを使用します。

このコマンドは、厚さシステム変数を使いません。

厚さ(T)

0 または正数で厚さの値を入力します。

 

線幅(W)

 

長方形の線分の幅を指定します;プロンプト:

すべての矩形で使用するポリライン幅 - 0または整数を入力します。

幅は長方形を作るすべての4つのセグメントと等しく適用されます。

先の細い幅にするためには,PEdit コマンドで矩形を編集します。

 

 

面積(A)

長方形の面積を指示します。 プロンプト:

矩形の面積を入力 <カレントの値>: 0以外の値を入力します。または、Enterを押してカレントの値を受け入れます。

矩形寸法のベース [長さ(L)/幅(W)] <Length>:L または W を入力します。

矩形の長さを入力 <カレントの値>: 0以外の値を入力します。
または
矩形の幅を入力 <カレントの値>:
0以外の値を入力します。

 

 

寸法(D)

長方形の寸法を指定します。 プロンプト:

矩形の長さを入力 <カレントの値>: 0以外の値を入力します。または、Enterを押してカレントの値を受け入れます。または2点をクリックして矩形の長さを指定します。

矩形の幅を入力 <カレントの値>: 0以外の値を入力します。または、Enterを押してカレントの値を受け入れます。または2点をクリックして矩形の幅を指定します。

手順

四角形を作画する

グリップ編集

グリップで長方形を直接編集できます。

矩形を選択します。各サイド(2)に三角形の中点グリップと各頂点に四角形のグリップがあることに注意してください。

* GRIPS = 1, 中点グリップは表示しません。

Shiftキーを押したまま複数の頂点を選択します。

ダイナミック寸法 (DYN) と 極トラッキング (POLAR) であれば、アクティブなダイナミック入力フィールドに距離などを入力できます。

  1. 頂点をストレッチするために中点グリップ(1)をドラッグします。

  2. セグメントのサイドをストレッチするために中点グリップ(2)をドラッグします。

関連コマンド

PLine - 円弧とポリラインセグメントを作画します。

3dPoly - x、y、z座標でポリラインを作画します。

Polygon - ポリラインで正多角形を作画します。

Donut - 線幅がある円を作画します。

PEdit - ポリラインを編集します。

 


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