UCS [ユーザー座標系]

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コマンドバーで ユーザ座標系を作成、管理します。("user-defined coordinateの略)

コマンドへのアクセス

コマンド入力 :  ucs

 

: ucs

コマンドバーの表示:

UCS原点を指示、または [面(F)/名前を付けた(NA)/図形(E)/前(P)/ビュー(V)/X/Y/Z/Z軸(ZA)/移動(M)/ワールド座標(W)] <ワールド座標>:  (1点を指定して原点を定義するか、オプションを入力するか、Enterキーを押してWCSに切り替えます。)

コマンドオプション

オプション

説明

ワールド座標(W)

WCS (ワールド座標系)へ切り替えます。

UCS原点を指示

図面で選ばれたポイントを通じてUCSを指定します。

1点を選択するか、x、y、z座標を入力します。コマンドバーの表示:

X軸上を指示 または <Accept> -オプションを入力します。

  • 点: X軸を定義します。

  • Accept: 各軸の向きを保ちながら、新しい原点に基づきUCSを定義します。

XY平面上のYの正方向を指示 または <Accept> - 点を入力します。

  • 点: XY平面とY軸およびZ軸の方向を定義します。

  • Accept: Z軸の方向とXY平面を保ちながら、新しいX軸に基づきUCSを定義します。

面(F)

UCSを3Dソリッド面に整合させます。コマンドバーの表示:

図形を選択 - 3Dソリッドの面をクリックします。UCSのX軸は、面の選択時にカーソルが通ったエッジに配置されます。

オプションを入力 [反転(F)/X回転/Y回転] <受け入れ> - オプションを選択するか、Enterキーを押してUCSを受け入れます。

  • 反転: Z軸を逆方向にします。

  • X回転: UCSをX軸周りに180°回転させます。

  • Y回転: UCSをY軸周りに180°回転させます。

名前を付けた(NA)

UCSを作成して名前を付けます。また、作成したUCSを呼び出したり、削除します。コマンドバーの表示:

オプションを入力 [呼出(R)/保存(S)/削除(D)/? で一覧表示(?)]: - オプションを入力します。

  • 呼出: 名前を付けたUCSを呼び出します。コマンドバーの表示:
    呼び出す UCS 名
    - UCSの名前を入力します。ショートカット: 「UCS原点を指示」のプロンプトで R と入力します。

  • 保存: 現在のUCSに名前を付けて保存します。コマンドバーの表示:
    EUCS 保存名, または ? = 一覧
    - UCSに付ける名前を指定します。ショートカット: 「UCS原点を指示」のプロンプトで S と入力します。

  • 削除: 名前を付けたUCSを図面から削除します。コマンドバーの表示:
    削除する UCS 名, または、?=一覧
    - 1つまたは複数のUCS名を入力します。複数の名前はコンマで区切ります。
    ショートカット:「UCS原点を指示」のプロンプトで D と入力します。

  • ? で一覧表示: 図面内のUCSの名前を一覧表示します。コマンドバーの表示:
    一覧表示する UCS 名 <* はすべて>
    - 一覧表示する名前を指定します。

    * - すべてのUCS名を一覧表示します。

    名前
    * - 名前で始まるUCS名を一覧表示します。
    名前
    - 名前で指定したUCSを一覧表示します。.

    必要な場合は、
    F2 を押してプロンプト履歴ウィンドウを表示します。
    ショートカット: 「UCS原点を指示」のプロンプトで ? と入力します。

図形(E)

選択した図形にUCSを整列させます。コマンドバーの表示:

UCS 定義の図形を選択 - 単一図形を選択します。

図形の向きと種類によって、UCSの向きが決まります。

  • UCS原点 - 指定箇所に最も近い端点、中心点、または頂点に原点を配置します。

  • X軸 - 図形のエッジに整列します。

  • XY平面 - 図形の平面に整列します。

  • 方向 - 曖昧な図形の向きを保ちます。

前(P)

前のUCSへ切り替えます。

ビュー(V)

UCSを現在の視線に設定します。

X軸とY軸は視線のエッジと平行になります。Z軸は視線に対して垂直になり、正方向のZ軸が手前を指しています。原点は前の座標系からコピーされます。

X

現在のUCSをX軸周りに回転させます。コマンドバーの表示:

X軸回りの回転角度を入力 - 角度を指定するか、2点を選択します。

Y

現在のUCSをY軸周りに回転させます。コマンドバーの表示:

Y軸回りの回転角度を入力 - 角度を指定するか、2点を選択します。

Z

現在のUCSをZ軸周りに回転させます。コマンドバーの表示:

Z軸回りの回転角度を入力 - 角度を指定するか、2点を選択します。

Z軸(ZA)

 

Z軸に対してUCSを設定します。Z軸を定義するよう指示するプロンプトが表示されます。コマンドバーの表示:

基点 - 1点を指定するか、X,Y,Z座標を入力します。

Z軸上の正方向を指示 - 2点目を指定するか、X,Y,Z座標を入力します。

2つ目の点によってZ軸の正方向が定義されます。XY平面はZ軸に対して垂直になり、X軸が水平方向、Y軸は上方向を指します。

移動(M)

各軸の向きを保ちながら、現在のUCSの原点を移動します。コマンドバーの表示:

基点 <0,0,0> - 1点を指定するか、x,y,z座標を入力します。

関連コマンド

ExpUcs - 図面エクスプローラーより、UCS の名前の作成・変更・削除します。

UcsIcon -UCSアイコンの様子をコントロールします。

SetUcs - 指定されたビューポイントにUCSを指定します。

Plan - WCS または 現在の UCS.の平面図へ視点を変更します。

DdVPoint - ダイアログで図面の3Dビューポイントを変更します。

VPoint - コマンドバーで図面の3Dビューポイントを変更します。

Settings - UCSsのパラメターを設定します。


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